人間は大きなミスを犯すことがあります。
誰かを大切に思うために、気を遣った言動が一番大切な誰かに誤解されることもあります。
でも、それも何かの意味あることかもしれませんね。
偶然に起こることも、偶然に重なってしまうことも、自分を気づかせる「意味ある偶然だ」と心理学者のユングは言います。
でも、すべてが最悪のタイミングのように思える時があります。でも、長い目で見ると最悪と思ったことが福に転じることがあります。
ある大学院生の若い二人が結婚しないままで子供を身ごもった。
周囲の反対を押し切りジャアンナ・シンプソンは中絶の道を選ばずに出産を決意し、生まれた子供を養子に出しました。
子供のいないジョブズ夫婦が、その子を引き取ってスティーブと名づけた。
それが、先日に旅立ったアップル社の生みの親のスティーブ・ジョブズです。
彼から多くの画期的な商品のi Phoneや i Padが生み出され、世界中を驚かせ、喜ばせたのです。その事実は誰もが知っています。
そうなのです。中絶を選ばず、最悪の状況でも産むと決断したシンプソンのタイミングは大切なGood timingだったのです。
まさにGod(神の) timingだったのです。
そのタイミングは、誰にもわかりません。
「子供は自分の食いぶちは手に持って生まれてくると…」昔、聞いたことがあります。なぜだか、僕は昔から、この言葉が好きです。それは、人間という種の底力を感じるからなのでしょうか…。
今は不景気だから少子化問題に歯止めが効かないと…政府も世間も考えています。では、もっと貧しい時代には子供はいなかったのでしょうか。それは、違います…
教育にはお金がかかると多くの人は言います。でも、誤解を恐れずに言えば、教育をいっぱい受けた人が立派だとは言えないし、逆に貧しい家柄だから間違った人に育つと言えないのも事実です。
それに、今の時代、日本において、お金がない悲劇から子供が死亡ということはないのです。だから、将来の悲観から子供を道ずれに一家心中は怖ろしく愚かだと思うのです。
人の命の可能性、人の誕生の不思議さを思います…
すべての完璧なタイミングは、誰にもわかりません。もちろん、何が良いか、悪いかも、結果論なのかもしれません。絶対のタイミングは人にはわかりません。
ただ、今となればジャアンナ・シンプソンの決断は賢明だったと思います。
「すべてのタイミングには意味がある」と深く考えた夜でした。
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タイミングは良い or 悪い⁈
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