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Channel: 日本メンタルヘルス協会:衛藤信之のつぶやき
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失敗を恐れないで‼

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 今年、僕が担当するメンタルの最後の授業は福岡校でした。

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 育てられた家庭内の教えや過去のわずかな経験で、自分の可能性をマイナスのほうに決めつけてしまうことがあります。

 その決めつけのパターン(ビリーフ・システム)を心の奥から取り出して、今の自分に合うサイズに採寸し直して、今の自分に合った心のドレスを作りなおすという授業でした。

 誰もが親から「そのサイズのドレスしか、あなたは着れないの!」と教え込まれて信じています。

 簡単な例で言えば親から「失敗するな!」という服を着せられた人は、失敗を恐れて何事にもチャレンジしない人生で終わるかもしれません。

 失敗を恐れて新しいことに挑戦しない人生は、大きな失敗もしないのでしょうが、新しい出会いや、自分の隠された可能性を発見することもなく人生を終わるかもしれません。

 また、失敗することで人生における経験値が増え、その失敗から導き出されるデーターから、本当の成功への扉が開かれるものなのです。
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 このように親が子供の時に「善かれ」と思って着せた価値観というドレスは、大人になると、その子供を縛りつける拘束服になることもあるのです。

 だから、過去から今まで着ていた服のサイズを採寸し直す必要があるのです。

 ある受講生が質問しました。
 「私は失敗するのが怖いのです」と質問した彼女に、僕は「失敗することに何があなたを不安にさせるのかなぁ?」「誰かに迷惑をかけるから」と彼女。「それも新たなビリーフですね。迷惑をかけてはいけないと…」僕。

 僕はこう思っています。この世界の中で「迷惑をかけてはいけない」と教えるのは日本だけだと…。

 なぜなら、人は迷惑をかけないと生きてゆけない存在だから。生きることは誰かに迷惑をかけて生きているのです。

 どこかに誰かが就職が決まれば、その会社に落ちた人がいて。学校でトップになる生徒がいれば、反対にビリになる生徒もいます。

 儲かる会社があれば、倒産する会社もあり。恋がかなう夢の瞬間の人がいれば、一方で、その恋人にフラれて悲しんでいる人もいます。
 国家でも急発展する国もあれば、発展途上の国もあり、残念なことにギリシャのように負債国家になる国もあるのです。

 だから、親が子供に「学校でトップになりなさい」と言うのは、おかしいのです…また、ビリの子供には「あなたのおかげで誰かがトップを味わえるのだから胸をはりなさい!」と賞めてあげてほしいのです。もちろん、イヤミっぽくではなくですよ(笑)

 だから「人に迷惑かけてはいけません」ではなく「人は、そもそも迷惑をかける存在なのだから、あなたが誰かに迷惑をかけられたら、その時は許してあげなさい」が真に正しい教育なのです。

 誰かにフラれたら、誰かの恋が成就したことを喜べる人は、一番「愛」の人なのかもしれませんね…僕にもできないですが…f^_^;)

 だから、誰にも迷惑をかけないで生きることなどできないし、失敗する時期に、やがて成功する時に感じる喜びを貯金していると思えば、その瞬間にハッピーになれます。

 そう、踊る阿呆に見る阿呆です。

 一度しかない人生を失敗や迷惑を恐れないで精一杯にのびのび生きよう‼

 もちろん、策略的な迷惑は良くないですけどね。 d(^_^o)



日本メンタルヘルス協会:衛藤信之のつぶやき




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